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テレビ/NHK「特報首都圏」ネットの“祭り”が暴走する…の前置き 

7月6日の19:30からNHK総合の特報首都圏にて、「ネットの“祭り”が暴走する」という面白そうなタイトルで特集が組まれていました。でも残念なことにクレヨンしんちゃんと時間がかぶっているので見ませんでした。うちのテレビには、金曜の19時~20時はテレビ朝日からチャンネルを動かせない呪いがかけられているようです。ビデオ(未だVHSが現役)に録画してまで見るほどのもんではないだろうなーと思ってたので、ビデオには録りませんでした。言うまでもなくHDDやDVDにも録れませんでした。ないので。

そして相変わらずのニコニコ動画で7月スタートアニメを見ようと思った矢先、NHKで放送された「ネット祭りが暴走する」を発見。やっぱりニコニコ動画は使える!と感謝しつつ、ワンクリック詐欺に簡単に引っかかりそうな勢いでサムネイルをクリックして、つい先ほど見終えました。簡単に感想を書こうと思います。

私は2ちゃんねるニュース速報系(正確にはニュース速報+系)のスレッドを「2NN 2ちゃんねるニュース速報+ナビ(以下2NN)」というサイト経由でちょこちょこっと見たりしています。このサイトでは、書き込み数の多いものや勢いのあるもの、つまり人気のあるものだけが勝手に選択されて表示されるので、2ちゃんねる的流行についていくだけならこれで十分だと思ってます。

でもこれは変なことです。急に何言い出すんだって感じですが、自分でも変だと思います。
2NNに表示されるスレッドは「みんなの関心の高いニュースに関するスレッド」と表現することができますが、まずはこの時点で問題が一つあります。それは数多くある他のニュースの中から、単に「みんなが関心を持っているから」という理由で他のニューススレッドを省いてしまうこと、見なくなってしまうことです。バイアスがかかっているのが問題というよりは、フィルタリングのかけ方の問題です。

次に「みんなの関心の高いニュースに関するスレッド」といった場合の「みんな」とは誰かという問題があります。

2ちゃんねるは非常に有名な掲示板で、テレビでもよく某巨大掲示板と紹介?されているので知っている人は多いはずですが、周りの友達は2ちゃんねるに行った経験がないと言う人が結構います。
mixiはやるけど、2ちゃんはやんないよ、みたいな。これだけじゃたいした例示にはならないのですが、少なくとも誰もが2ちゃんねるに行くというのではなくて、インターネットを使う人でもある種の人が2ちゃんねるに行き、ある種の人はmixiだけをやり、ある種の人はyahoo!のトップページと少しの検索と、とネットは様々な使い方をされているのは確かだと思います。ケータイでしかネットをやらない人や、ネットの使い方を知らない年配の方などもいるし、こうした人は「みんな」の中に含まれていなかったりします。(ケータイのみでニュース系スレッドを網羅するのは難しいと思います。)
「みんな」はあくまでネット環境の整備やパソコン技量、自由な時間の有無などの一定の条件を満たした人に過ぎないということです。これが二つ目の問題です。

基本的にニュースは日本国民全体に関わるようなことが報道されます(されるとされています)。だからどの事件にしても自分と何らかの関わりを見出すことができます。自分と事件の繋がりを見出すための非常に簡単な方法は、日本人だから日本国内で起きた事件は関係がある、というような意識を持つことです。
ただし実際にはローカルな事件は、国会内容や著名人の起こした事件ほどに日本全体が関心を持てないため、元々身近で関心の高い場所間(地元)で盛り上がるだけです。この場合のローカルというのは物理空間・地方などの意味ですが、ネットでは趣味的な局所性も含みます。
趣味的ローカルの例で言うと、少し前にあったナインティナイン矢部っちのプロポーズしてフラれた会見がそれにあたります。「公共の電波を使って、あんなくだらない芸人の私生活を報道するな、会見までしてニュースにするな」という批判をよく見かけましたが、ナイナイのような芸能人に関するニュースは完全に私的な趣味の領域とみなされていて、日本人だからといって誰もがそのニュースに関心を持つものではないという共通理解がある程度あります。こうした理解に基づいて一般ニュースと区別されるものは、趣味的にローカルなニュースと言えると思います。ハルヒの二期製作決定!なんてニュースも個人的には嬉しかったのですが、これがテレビを通して夕方報道されたら流石におかしいと感じます。
趣味的ローカル性はネットの中でしか起こらないと言っていいかも知れません。空間的ローカル性がサイバースペースの中では解消される代わりに、趣味的ローカル性によってインターネットの中でも住み分けがされているということです。
サイバースペース・仮想空間によって、現実の空間・国家領域・住んでいる場所という身の回りの出来事よりも、趣味のような物理的空間とは関係のないものにコミットする方向性が強まっています。すると同じような趣味の人達が集まるコミュニティが形成されやすくなり、そこではある種の特性が生まれます。これを趣味的ローカル性と書きました。これが三つ目の問題です。ニュース速報+系板では、自分たちの興味のあるニュースを媒介にしてお喋り(議論)が進行します。

以上の三つの問題点をまとめると、上で書いた「みんな」はマスメディアのニュースが基本的に前提としている「日本国民全員」ではなくて、「2ちゃんねるのニュース系掲示板に来る人」という(人数はそこそこ多いとしても)かなり限定された人達だということです。そこでは「日本人みんな」にとってはローカルで興味関心のないような事件が、「ニュース速報系掲示板を見るみんな」にとっては最大の関心事となるような偏在性を備えていると言う事が出来ます。
ただ大事なのは、2ちゃんねるのニュース速報系に集まってくる人達を個別に調査したところで特に突出した何かを見つけられるわけではないということです。個々としては何も変わったところはないのに、ニュース速報系板(板の中でも色々棲み分けがあるわけですが)という場所に集まると、ある種のローカル性を発揮するような感覚です。

さらに、私のようにフィルタリングをかけてくれるサイトを用いてニュース系掲示板を見るということは、趣味的にローカルな人達の話題にしかコミットできないということかも知れません。ニュースは多くの人に共有されるという前提が崩れていて、「ローカルなみんな」の中でのみ関心の高まるようなニュースだけが消費され、再生産されます。どの程度の人が2NNのようなサイトを利用しているのかわかりませんが、需要はあるだろうなーと思います。
初めに私は2NNを「2ちゃんねる的流行についていく」ため利用していると言いましたが、こうした使い方をしている人は多いと思います。ニュースそのものに興味があるよりは、2ちゃんねるのニュース系掲示板でどのようなニュースが話題になってどう議論されているのか、その流行りについていくために「人気」フィルタリングをかけてもらうという使い方です。もちろん純粋にある事件について議論したいという方もいると思いますが、結局「人気」のないスレッドは多くの人が見るわけではないので書き込みも少なく縮小生産されていきます。
「人気」のあるなしは、それぞれの板の趣味によって分かれます。2ちゃんねるの中にも様々な言説があるのですが、昔はその「趣味」が主にウヨク的であると言われており、今では盛り上がろうとする嗜好性という認識あたりに落ち着いたようです。これが当てはまっているかどうかを個々に問うと、そんなことはない!となるので不毛なのですが、外から観察する分にはそう見えるということでしょう。一方的にレッテルを貼ってると言えるかも知れません。

ニュースの正しい消費方法というのがあるかどうかは分かりませんが、少なくとも2ちゃんねるニュース系掲示板でされているのは、ニュースをネタにしたコミュニケーションだと思います。ニュース・事件をネタにするという言い方は聞こえが悪いかも知れません。でも共通の話題がなければコミュニケーションも取り様がありません。ニュース、マスメディアの報道という日本全国民が参加できる議題を用意することで、より多くの様々な人間がコミュニケートできる…という言い方なら問題なさそうですが、言ってることは同じです。なるべく多くの人がコミットできるネタが欲しいということです。
しかし、ネットを使える人使えない人、2ちゃんねるに近づく人近づかない人、ニュースに興味のある人ない人などなど様々な人がいる中で、ある種の人のみがニュース系掲示板に参加するようになり、ある種のニュースのみ、もしくはそれに対してある種の言説のみが盛り上がりを見せるようになりました。ネットを満足に扱える環境にある一部の人達の、ウヨク的趣味・もしくは盛り上がりたい嗜好性を持つ(とされる)一部の人達の興味のあるニュースや言説のみが人気を博し、大きな流れを生み出し、2NNのようなフィルタリングをかけてくれるサイトが流れに拍車をかけた…そしてそれが再度ループされて再生産される流れでしょうか。

前置きがかなーり長くなりましたが、こうした棲み分けがネット/現実界?という対立で語られるようになりました。ネットも現実なので上手くいえないのですが、仮想空間/現実空間のような括りかな。
何度も言うようにネットの中にも様々な言説の棲み分けがされているはずですが、超強力な言説と勢いを持つ2ちゃんねるが特別視され、さらに2ちゃんねるが現実界の言説と正反対にある(らしい)ということで、こうした分かりやすい二項対立がネットと現実界マスコミ双方からされました。実際には2ちゃんねるの中さえ様々な掲示板があって、それなりに棲み分けがされていて、2ちゃんねる内なのに相反する言説が出ているなんていうのはよくあるはずなのですが、全て一括りにされてネット代表2ちゃんねるとされます。
物凄い単純化すると、2ちゃんねる側は「マスコミはおかしい、なぜ我々が問題だと思っているこのニュースがトップとして扱われないのか。何かを隠そうとしている。偏向報道多すぎる。」って感じで、マスコミ側は「ネットの言説は酷いし、匿名性を利用して暴力的でさえある。ローカルで日本全体にとっては不必要なニュースを扇動し盛り立てようとする。」って感じでしょうか。2ちゃんねる側なんて書いてますけど、2ちゃんねるの総体とか総意なんてのはないので、これは全体的な流れを見て私が勝手に思っているだけです。

さてさて、こうした中で「祭り」という現象が起き始めました。いつ頃から起こったのかはわかりませんが、下みたいなAAは結構前からよく見かけました。

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今回のNHKの特集はこの「祭り」について、現実界?マスコミ側からの問題提起として放送されました。
ちなみに2NNでは「祭り」の起こっているスレッドには祭りマークをつけて祭りが起こっていることを簡単に知らせてくれます。そのスレッドを特定できなくても、ウェブサイトの背景に「祭」のマークが大きく出るので、どこかで祭りが起きているのは絶対に分かる仕組みになっています。

意図しない長さになっちゃったので放送の内容と感想は次に書きます…。

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  • [2007/07/07 15:49]
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