アニメ/もえたん第一話「マジカルティーチャー」感想文
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2007年、夏の新作アニメ感想文提出ツアー。続けて「もえたん」。
な、なんという萌えアニメ…萌えなのかな…萌えをはみ出しちゃってる気がするんですが…ニコニコ動画では変身シーンだけが切り出されたり、そのループ再生バージョンが【ネタとして】作られたりしています。あくまでネタとして。ネタっていっても笑いのネタですよ。コミュニケーションのためのベタなネタです。
そんなこんなで、もえたんは「萌える英単語〜もえたん〜」という英単語帳のアニメ化です。英単語帳がアニメになるって、どんな凄い世界なんだろうと思ったりしますけど、英単語帳も要はもえたんというキャラに萌える消費道具に過ぎなくて、そのキャラが今度はアニメになったよ、というだけなのかも知れません。
ちなみにキャラ萌え、キャラ消費の究極の形を発見しました。
俺の「自動車教習本のお姉さんフォルダ」が火を噴くぜ!というタイトルでニコニコ動画にあがっているのですが、これは素晴らしい。自動車の教習本に出てくるほんのちょこっとのお姉さんのイラストに萌えるという一般人には理解できないセカイ…。
あんまりこっちに踏み込むとアレなので、もえたんのアニメ感想を書きます。
もえたんはジャンルとしては魔法少女物扱いでいいと思います。萌え要素というか、作りこみすぎなキャラにばかり目がいってしまいますが、実際にはかなり基本に忠実な魔法少女物のはずです。
基本的な魔法少女アニメに欠かせないものと言えば、魔法を使えること(特に呪文やアイテムを使った変身)、異世界からの使い魔(小動物の姿が多く、日本語を喋る)の2つでしょうか。サリーちゃんとか赤ずきんチャチャとか…小動物系の付き添いいないですね。今期のななついろ★ドロップスも魔法少女アニメでいいと思います。
正直なんでもえたん見ようと思ったのかわからないので、評価うんぬんしようという動機付けもあやふやなのですが、ちょっと気になった部分を。
うろ覚えですが、もえたんが「高校生だもん!」と言って自分を幼く扱おうとする周りの人に向かって「高校生アピール」する箇所があります。たぶん3回くらいあったと思います。高校生なのに高校生に見えないというギャップ…もえたんがそのことに自覚的で少しナイーブになっている部分…そして自分はもっと大人なんだと主張する姿…が萌えポイントなのだと思います。
要は子供が無邪気になにか言ってる〜よちよち、ってな感じでしょうか。ツンデレも同じで、ツンツンしててもデレの部分はバレバレであーよちよちっていうのが萌える部分なんだと思います。いや違うか。とにかくもえたんの高校生アピールは大事な萌え要素として働いているのだなーと。
それから魔法を使うシーン。今回(第一話)は飛ぶ魔法を使いました。その時に魔法のステッキ?みたいなアイテムを使うのですが、この使い方が斬新過ぎました。
今までの魔法少女系アニメだったら、呪文だったり何かのセリフを言うだけで魔法効果が発動されていたのに、もえたんはアイテムを使って目的の魔法を入力しなければいけないのです。しかもそのアイテムが携帯電話…というかケータイメールを打つのと同じやり方で、単語を入力する方法です。今回は飛ぶ魔法だったので、FLYと入力するんだけど…。
表記数字じゃん!思いっきり携帯電話じゃん!でも、入力した333555999=FLYなんですね。これは新しい。
これまでの魔法っていうのは「アイテムと呪文がなんかこう科学じゃわかんないことがガーってやってくれて、それで魔法が使えるんだよ、うん」みたいに、魔法が使えるために必要なモノや素質がわかっても、どういう仕組みでそれらが繋がっているのかは分からなかったわけです。ブラックボックスになってたと思います。
もえたんでもそのブラックボックスがはっきり明らかになったわけじゃないんですが、少しだけ説明されたように思います。魔法を科学に近づけて、しかもケータイのようなありふれた日常品を用いて解説するのは凄いことだと思いました。
で、最後のMOETAN CORNERという英語のお勉強コーナー。毎回何かの日本語をもえたんが英語に翻訳して教えてくれるという趣旨のようです。記念すべき第一回目に翻訳された文章が…これ。
「アニメの第1話は作画も気合はいってていいよね!」
…ええー。それはどのアニメのことですか…そして気合が入ってるのは第1話だけなんですか…どうなんですか…今後は作画崩壊していくってことですか…と突っ込まずにはいられない名言でした。
この「どのアニメのことですか!」と思うよりも前に、「あぁ絶望先生のことだな」と思った人は多分かなりいるんじゃないかと思ったり思わなかったり。新作アニメラッシュのこの時期になかなか痛烈なアイロニーを与えてくれたもえたん。もう見ないけどありがとう。

- [2007/07/14 06:25]
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レビュー・評価:もえたん/第1話 マジカルティーチャー
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